体験的かつ体系的に学ぶ②:3ない ― 指導者のみなさんへ ― グラレコ道場
指導者の皆様、楽描人カエルンと申します。この文書は、子どもたちが「グラレコ道場」を通じて、安心安全に、そして楽しく絵を描く能力を身につけるための支援をすることを目的としています。
体験的かつ体系的に学ぶ②:3ない
子どもたちの学びにおいて、「練習しない」「思考しない」「まよわない」という3つの原則を取り入れることで、より自然で効果的な学習が促されます。これらの原則は、子どもたちが自らの経験を通じて学び、その学びを日常生活に組み込むためのものです。
練習しない
- 習慣化:習慣は、21回の繰り返し、または毎日3回の行動を通じて形成されます。例えば、自転車の運転を覚えた後、手足をどう動かすか意識せずに目的地に到達できるように、行動を自然と行えるようにします。
思考しない
- 潜在意識の活用:自転車を運転する際に無意識に行うように、意識的な思考を減らし、無意識が自動的に行動を起こすようにします。
- ルールベースの行動:条件と行動の組をリスト化し、それに従って行動します。例えば、手帳を毎日持ち歩き、時間があるときに席についたら手帳を開いて思いついたことを書き留める、といった具体的な行動を取り入れます。
まよわない
- 失敗の再定義:失敗はないと考え、うまくいかないことを新しい発見として捉えます。自転車で転んだとしても、それは新しいバランスの取り方を学ぶ機会です。
- 挑戦の奨励:過去に囚われず、新しいことに挑戦することを促します。自転車で新しい道を探索するように、子どもたちが新しい試みを恐れずに行えるようにします。
指導者の皆様がこれらの原則を理解し、子どもたちの指導に活かしていただけることを願っています。子どもたち一人ひとりが、自分らしい学びを通じて成長していく姿を、一緒に見守っていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。